人懐っこくて好奇心いっぱい、可愛らしいミャンマーの子供たち[ミャンマー・バガン]

bagan 2  人懐っこくて好奇心いっぱい、可愛らしいミャンマーの子供たち[ミャンマー・バガン]

散々な目に合った、ポッパ山のツアー。
でも、これに参加したおかげで、ニコールというドイツ人女性と親しくなった。
ツアーが終わって宿に戻ったあと、ニコールの案内で、ホテルから徒歩圏内にある、寺院の遺跡を訪ねることになった。

その遺跡は、住宅地に囲まれていて、観光客はなかなか気が付きにくい場所にある。
ニコールとおしゃべりをしながら、寺院を目指して路地を歩いていたとき。
いつからか、小学校高学年か中学生くらいの女の子がふたり、私たちの後をつけて来ていることに気がついた。

私たちが振り向くと、二人は満面の笑みを浮かべて、
「ミンガラバ! ミンガラバ!(=こんにちは) 」と駆け寄って来た。
私とニコールが「ミンガラバ」と返事をすると、キャーキャーと喜んだ。

女の子たちは、私たちを先導して、遺跡の中へ案内してくれた。
いつのまにか、友達らしき男の子たちも合流して、一緒に遺跡の中を探検。
「写真撮っても良いかな?」とカメラを見せると、またまた、歓声を上げた。

そして、遺跡のいろんな場所に立って、いろんな角度から写真撮影会。
言葉は全然通じないんだけど、子供たちはどの子もとても人懐っこく、 明るく元気で本当に可愛らしかった。

bagan 2  人懐っこくて好奇心いっぱい、可愛らしいミャンマーの子供たち[ミャンマー・バガン]

遺跡で遊んでいるうちに、すっかり暗くなって来たので、子供たちは「バイバーイ」と言いながら、バラバラの方向に帰って行った。
なんか、懐かしい感覚だなぁ〜。秘密基地みたいな場所で遊んで、暗くなってきたらバイバイ。
私もひさしぶりに、ちょっぴり子供の頃に戻ったような気持ちになった。

ニコールは、
「ミャンマーの人たちって、子供たちもそうだけど、みんな本当にフレンドリーよね。どこに行っても、こうやって声をかけてくれるじゃない?」と言った。

その言葉で気がついた。
そういえば、ニコールと二人で歩いていると、たしかに子供たちだけじゃなく、大人たちも好奇心の目を向けてくるし、たくさんの人たちが親しげに挨拶をしてくる。
私がひとりでいるときと、ミャンマー人たちの反応が全然違う。

そうか、ニコールのブロンドの髪と白い肌が、ミャンマーの人たちの興味を引いて、好感をもたれているんだな〜
一方の私は、道を歩いていても、あいさつされたり視線を投げかけられたりすることは、あまり無かった気がする。

たまに話しかけられても、「あなた、タイ人?ベトナム人?」とか言われたりするし。なんでやー!
そういえば、ポッパ山で、通りすがりに話しかけて来たおじさんから、
「あなた本当に日本人? 全然そう見えない。顔立ちも、肌の色も、体型まで、ミャンマー人そっくりだよ。」とか言われた。
自分ではどうなのか良く分からないけど、おじさんの言うことが本当なら、ミャンマーでは空気のように現地の風景に溶け込んでいたのかもしれない。

とにかく、ニコールと一緒にいてはじめて、フレンドリーで好奇心旺盛な、ミャンマーの人たちの違う一面を見ることができた。
多分、ニコールをはじめ白人の旅行者たちは、アジアのどこの国に行っても、こうして憧れの視線を向けられているんだろうな、と思う。

ちょっぴりうらやましいけど、それはそれできっと、うっとおしい思いをすることも多々あるんだろうな〜〜

<注>
写真の女の子たちの顔が白塗りなのは、「タナカ」というミャンマー独自の化粧をしているためです。

ミャンマー土着信仰の山で、人生最悪(?)の苦行を積む![ミャンマー・ポッパ山]

バガンで滞在した宿で、しきりに勧められたのが、謎の山「ポッパ山」へのツアー。

私は、事前にバガン遺跡のことしか調べてこなかったので、それが一体何なのかピンと来なかったけど、あまりに勧めてくるので、とりあえず行ってみることにした。

ポッパ山は、滞在した宿から車で1時間ぐらいのところにあった。
中心には、まるでギリシアのメテオラみたいに、切り立った山の頂上に作られた寺院がある。
ツアーのメインは、どうやらこの寺院らしい。

寺院の名前はタウン・カラットとといい、標高は700m以上。
遠くから見たときにのファンタジーな佇まいに、思わずワクワク。
そのときは、まさかこれから、この旅最悪の苦難に遭おうとは、思ってもみなかった。

ツアー参加者は、寺院の入り口で車を降り、頂上へと向かう参道を徒歩で上る。
参道は、わりときれいに整備された屋根付きの階段が続き、いま調べたら全部で880段あるらしい。
金比羅山よりは少ないけど、それでも長い道のりだ。
でも、途中お土産屋さんがあったり、見晴らしの良いポイントが何箇所もあったりするので、飽きることは無い。

ただ、とても大きな問題があった。

参道周辺には、ものすごい数のサルがいる。
サルたちは、参道を覆う雨よけの屋根や、階段の手すりを、自由に飛び回る。
そして、階段や通路に無数のウンコを落とす。

ウンコは、本当に、階段1段につき1〜2個は必ず落ちていた。
ちなみに階段の幅は、人ふたり分ほどの狭さ。すべて避けて歩くのは至難の技。

そして、ミャンマーの風習で、寺院の敷地内は必ず裸足で歩かないといけない
参拝客はみんな一生懸命よけながら階段を登るけど、どう見ても、多くの人が素足で踏んで被害を広げている。
時々、階段を拭き掃除している人がいたけど、それもどう見ても、床にまんべんなく伸ばしているだけ。

靴は入り口で預けなければいけないので、どうあがいても、長い階段を上るあいだ中、ひたすら素足でサルのウンコを踏み続けなくてはならない……
なんという、恐ろしい苦行!!

最悪なことに、この日は雨だったので、タイル貼りの床はとても滑りやすくなっていた。
「こんなところでコケたら最悪だよな〜」とか思っていたら、案の定やってしまった、ツルンと滑って尻もち!
ジーンズのお尻と手のひらを、思いっきり床についてしまった。
……あぁぁぁ(ノД`)

そして、こんな大変な思いをしてまで登ったのに、頂上からの景色は、いたってフツー。
不思議な神様像がたくさんあったけど、そのときは、この山について何も調べていなかったので、それらの神様が一体なんなのか良く分からず、あまり楽しめなかった。
山を遠目から見ているだけだったら、すごくカッコ良かったのに。

さらに、下山した後は、手や足を洗う場所がどこにもない。公共のトイレすら無い。
汚れた足を洗うことができないまま、靴下をはくときの悲しさといったら……(涙)

と、散々なツアーだったけど、参加して良かったことが、いくつかあった。

ひとつは、旅の仲間ができたということ。
同じツアーには、8人ぐらいの、いろんな国からの旅行者が参加していたんだけど、この困難な状況の中で、いつしかメンバー間に団結心が生まれていた。
ひとりで一生懸命うんこ階段を登る私に、彼らは通りすがりに声をかけてくれ、転倒したときも助けてくれた。

ミャンマー旅行中は、ずっと一人だった私。
でも、このツアーに参加したおかげで、他の旅行者たちと仲良くなることができた。
その後の2日間は、彼らと一緒に飲みに行ったり、お寺を訪ねたり、楽しい思い出がいっぱいできた。

そしてもうひとつ良かったこと。
それは、この経験をしたおかげで、その後のタイでの生活において、たいていのことが普通に思えるようになったということ
汚いな〜、と思う場面に遭遇しても、「まあ、ポッパ山の寺院を上るよりマシだな」と割り切れるようになった。

神様仏様が、しかるべきときに、 しかるべき試練を与えてくれたんだな、と思う。感謝。

最後のおまけ[ポッパ山の土着信仰について]

寺院には、どう見ても普通のおじさん&おばさん風の、様々な神様像が祀られていた。
背後にはピカピカ点滅する電飾が施されていたりして、日本人の目には、ありがたさがあまり伝わらないユーモラスなものばかり。

あとで調べたら、この寺院は、ミャンマー土着信仰の「ナッ神」の総本山だったらしい。
「ナッ神」とは、非業の死を遂げた人々の霊が、神格化したものとのこと。
なので、ここで祀られている神様はそれぞれ、元は実在の人物。

ツアーを引率したドライバー兼ガイドのおじさん(宿のオーナーでもある)は、そういったことを何も説明してくれなかったのが、ちょっぴり残念。
私以外のツアー参加者も、みんな何も知らず、「これ一体なんなのよ」と、ツッコミを入れまくっていた。

イラワジ川の夕日を見るツアー[ミャンマー・バガン]

馬車ツアーの後は、イラワジ川の夕日を見るツアーに参加した。

まずは、自転車にサイドカーをつけた状態の人力車で、河岸の船着き場へ。
そこからモーター付きの小舟に乗るんだけど、その船が、「この船本当に大丈夫なの!?」って心配になるほど、今にも沈みそうなオンボロ。木が半分腐っているような感じ。
でもこういう野趣あふれた感じも、ミャンマーの旅の醍醐味かなと思う。

船は気の良さそうなおじさん、おばさんの夫婦が協力し合って運転しながら、イラワジ川を下りる。
途中で2回上陸し、穴場のスポットに案内してもらった。

1回目の上陸では、普通ではなかなか行けないような、森の奥にひっそり佇む古いお寺へ。
お寺の奥にはいくつかの瞑想室があり、お寺専属のガイドさんが、キャンドルを手に真っ暗闇の通路を案内してくれた。

キャンドルの光が届く範囲の外は、本当に漆黒の闇で、超怖かった……(;´Д`A
こんなところで瞑想したら、自分が生きてるのか死んでるのかもわからなくなりそうだ。

2回目の上陸では、高台にある仏塔に連れて行ってもらった。
仏塔の最上部から、イラワジ川とバガンの遺跡群が見渡せる。本当に素晴らしい光景!

ちなみに写真に写っている男性は、たまたまそこにいた人。
「ちょうど良いところに、良いモデルがいる〜♪ 良い写真が撮れそう!」
とか思って隠し撮りしようとしたら、気付かれてしまった瞬間。
大変失礼しました(。-_-。)

高台から下りて船に乗り込んだら、船は元来た方向を引き返す。
その間、美しい夕日がイラワジ川の対岸にゆっくり沈んで行く景色を、存分に楽しむことができた。
ゲストハウス主催のツアーだと思うんだけど、なかなか良いツアーで大満足♪

お隣の国でも色々違う、ミャンマー人とタイ人

前回の日記で登場した、バガンの宿のスタッフ・ジョウさん。

そのジョウさんと、いろいろとおしゃべりをしていたとき、以前日本人女性とお付き合いをしていたという、友人のミャンマー人男性の話を聞いた。

その男性は、 女性に付いていって日本に引っ越したけど、1年ぐらいで別れて一人でミャンマーに戻ってしまったらしい。
理由は、その女性が、他の男性たちと遊びにいくのをやめなかったから、とのこと。
と言っても浮気ではなく、仕事関係や普通の友達と、複数で飲みに行ってただけらしいんだけど。
ミャンマー人男性にとっては、それすら耐えがたかったみたい。

ミャンマーの人たちは、恋人がいたら、たとえ二人きりじゃなくても他の異性と遊びに行ってはいけないと考えている人が多いらしい。
ならきっと私も、ミャンマー人男性からすればアウトなんだろうな〜。(^◇^;)
男友達と遊びに行くのは当然な上に、こうやって好き勝手にひとりで異国を旅したりしてるし。
文化が違いすぎる国同士の国際恋愛は、やっぱり難しいのかも。

一方で私が今住んでいるタイは、こと男女関係に関しては、むしろ日本よりも開放的のように感じる。
浮気や不倫の話も普通によく聞くし、ナンパも多い。男女とも積極的な感じ。
同じ仏教国でお隣同士の国なのに、町並みも似ているのに、なぜこうも違うものなのかな〜。

そういえば、ミャンマー人は、あいさつのときにワイをしない。
ワイとは、タイ人がよくやっている、合掌のポーズ。ミャンマーでも絶対やるだろうと思ってたのに。
でも、たしかインドではやってるよね?
インドとタイの間にあるミャンマーではやらないというのが、すごく不思議だ。

タイとミャンマー。
そういえば、言葉も文字も全然違うし。顔立ちも、微妙にちょっと違う気がする。
タイ人の友達は、ミャンマーのことを「タイの敵よ!」って言ってたし。(※昔戦争をしていたから)
お隣同士で同じ宗教でも、民族の系統は結構違っているのかもしれない。

※ちなみに写真は、記事とはやや無関係な、バガンの人々の写真です。

アットホームな宿「インワ・ゲストハウス」と、 スタッフのジョウさん[ミャンマー・バガン]

bagan 2  アットホームな宿「インワ・ゲストハウス」と、 スタッフのジョウさん[ミャンマー・バガン]

バガンの旅、初日の朝。

予約しておいた宿「インワ・ゲストハウス」のスタッフが、空港までお迎えにきてくれた。
私ひとりのために、男性がなんと3人も。
「Akiko」と書かれた紙を持った3人は、私を見つけてニコニコと微笑んでくれた。

一泊20ドルと決して高くはない宿なのに、なんて手厚い歓迎だろう♪
と、感心していたのに、ロビーから駐車場に向かうまでの間、誰一人として、私の重たい荷物を持ってくれる人がいない。アレ……?

車に乗り込んでからも、私のことはそっちのけで、3人で談笑。
運転手以外の2人は、一体何しに来たんや〜〜!  単にヒマだっただけ!?

と、スタートはこんな感じだったけど、「インワ・ゲストハウス」は、素晴らしい宿だった。
町の中心に位置していて、周りにはたくさんのレストランや、おみやげを売っている大きな市場があり、とても便利。
朝食は、眺めの良い屋上のテラスで食べるので、朝から清々しい気分になれる。
上の写真は、そのテラスから撮影した。

部屋はまあまあ清潔で広くて、エアコン付き。
シャワーは水しか出ないけど、バガンの気候がとても暑く乾燥しているので、それほど気にならない。

問題点といえば、洗濯を頼むと、なんと川で洗われてしまうこと。
私はそれを知らずに頼んでしまったので、戻ってきた洗濯物は、ちょっと砂埃のにおいがしてゴワゴワしていた。まあ、見た目にはまったく問題なかったけど。

何より一番良かったのは、スタッフが本当にみんなフレンドリーで、親切だったこと。
特に印象深いのは、日本語を上手に話せる若い男性スタッフ、ジョウさん。

バガン滞在初日の朝、チェックインを対応してくれたジョウさんは、私が3日間の滞在だと聞くと、
「じゃあ1日目は馬車ツアーはどうですか? 明日はポッパ山に行くのはどうですか?」
「レストランは、ここから100mぐらい行ったところの○○がおすすめですよ」
などと、いろんなプランの提案をしてくれたり、宿や周辺のお店の説明をしてくれたりした。

バガンは思っていた以上に田舎で、公共の交通機関はまともに無いし、周辺にツアー代理店などもほとんど見当たらない。
なので、彼が最初に対応してくれなかったら、私は3日間一体何をすれば良いのか分からなくなっていたと思う。

ジョウさんは、一人旅の私を気遣ってくれてか、私がロビーを通りかかるたびにいつも日本語で声をかけてくれた。
どういうわけかルックスも日本人に近いというか、日本に普通にいそうな、親近感を感じる顔立ち。
不慣れなミャンマーの田舎での滞在でも、心細さを感じることがなかったのは、彼のおかげだったと思う。

ある晩、私は同じ宿に泊まっていたヨーロッパからの旅行者たちと一緒に、バーに飲みに行った。
夜遅くにみんなで宿に戻ると、ロビーは真っ暗。
よく見ると、狭いロビーの床の上に何人かの人が、横になって寝ていた。

そのうちの一人がむくっと起きた。ジョウさんだった。
ジョウさんは寝ぼけまなこで、私たちに「Good night(おやすみなさい)」と声をかけた。

他の旅行者たちの話によれば、宿のスタッフは、どうやら毎晩こうやってロビーで雑魚寝しているらしい。
早朝から夜遅くまで働いているのに、プライベートも何も無い、タイル貼りのロビーの床で、布団も枕も使わずにゴロ寝って。

ジョウさん、日本語も英語も堪能で、まあまあのイケメンなのに……こういう暮らしなんだ。
一方で、静かな個室のフカフカのベッドに寝て、好き勝手に毎日遊び回っている私たち。
彼は、私たち外国人旅行者の面倒を毎日見ながら、この現実の差を、どういう風に感じているんだろう。

最終日、出発まで少し時間があまったので、ジョウさんとふたりでロビーでおしゃべり。
彼の実家の話、ミャンマーの若い人たちの考え方や生活など、いろいろと教えてもらった。
そして最後に、二人で写真を撮って、お別れした。

ミャンマーの旅を終えてしばらくしてから、ジョウさんからメールが来た。
最後の日に、二人で撮った写真を送って欲しいとのことだった。
私のことを、単なる通りすがりのお客さんじゃなくて、友達として認識してくれたのかな? と思って、うれしくなった。

もちろん、写真をすぐに送って、
「いつかまた絶対、バガンに遊びに行きますね」とメッセージを添えた。

バガンの滞在が素晴らしいものになったのは、この宿とジョウさんのおかげが大きいと思う。
本当に、いつかまた、この宿の泊まりに行けたらいいなと思った。

あ、でも、そのときは一人じゃなく、誰かと一緒がいいな〜 ( ´▽`)
友達や家族にも、この素晴らしい景色を見せてあげたい。