誰もいない寺院の中で、ちょっと休憩[ミャンマー・バガン遺跡]

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バガン遺跡めぐりの馬車ツアーの最中、馬車に揺られながら、無性に眠たくなってきた。

のども渇いているし、水分補給が必要だと思った。

私は、食堂かカフェかどこかで休憩を取りたいと思って、運転手さんに、
「ちょっと疲れたので、静かな場所で休憩したいです」と伝えた。
そうしたら連れてこられたのが、ここ。

観光客も地元の人も、誰一人訪れることの無い、朽ちかけた小さな寺院。
たしかに静かな場所だけど、私が意図していた場所と、全然ちがう〜〜!!!

でも、穴場のスポットなんだろうなと思って、せっかくなので入ってみた。
運転手さんは外で待機。
床石の表面は粗くゴツゴツしていて、小石がたくさん転がっている。歩くとかなり痛い。

ほとんど人が立ち入らないせいか、恰好の鳥のすみかになっていて、あちこち鳥のフンだらけ。
一番奥には、真っ暗闇の中、大きな仏様が鎮座していて、なんだか薄気味悪い。

こんな不気味なところで、落ち着いて休憩できるか〜!!
と思ったけど、本当に眠かったので、鳥のフンをよけて、壁にもたれながら床に座り込んだ。

寺院の中は、外の暑さが嘘みたいなくらい、涼しくて渇いた風が吹き抜けている。
耳に入ってくるのは、ゴゴーーーっという風の音と、鳥のさえずりだけ。
外に見えるのは、さらさらと揺れる木々の影と清々しい青い空。

しばらくすると、驚くほど心が安らいでいる自分がいた。
昔の人も、こんな風に寺院の中でくつろいでいたのかなーと想像しながら、自分もバガン王朝が栄えた当時の、ビルマ人になった気分になっていた。

そして、ほんの数十分の間だったけど、気持ちよく爆睡した。

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