タイ・クラビーの人気スポット「エメラルド色に透き通る天然のプール」の、理想と現実

main

前回紹介したクローントム温泉から、車で10分ほどの距離のところに、「エメラルド・プール」と呼ばれるクラビーの人気観光スポットがある。
少し前に、日本のテレビでも紹介されたことがあるらしい。

このあたりは一帯は温泉地で、31-32度ぐらいの温かい湧き水があちこちから吹き出し、無数の小川や池を形成している。
そのうちのひとつが、底がはっきりと見えるくらい透き通ったエメラルド色をした、エメラルド・プール。

なぜ水が透き通っているかというと、このあたりの地質は石灰質で、石灰カルシウムが水の汚れを素早く分解してくれるから。
そしてエメラルド・プールの中には、水温の高いところでしか生息しない特殊なバクテリアがいて、このバクテリアがエメラルド色をしているから池の色がエメラルド色に見える、ということらしい。
(※パンフレット参照)

エメラルド・プールの周辺一帯は、国立公園に指定されている。
なんでも、この特有の環境が独特の生態系を作り出しているようで、付近の動植物は厳重に保護されているとのこと。
そのため国立公園内は食べ物・飲み物の持ち込みが一切禁止で、公園に入る前に捨てていくか置いていかないといけない。

そんなこととは全然知らなかった私は、入り口ゲートの手前にあったおみやげ屋さんでウキウキしながらコーラと大量のおやつを買いこみ、ゲートで係員に止められて大ショック (゚´Д`゚)゚
歩き食い・ゴミポイ捨てが得意な人が多いタイにも、こんな厳しい場所があったとは。
一応食べ物を置いておくための簡易な棚は用意してあってそこに置いてきたんだけど、帰るときにもまだちゃんと残っててホッ。

入り口ゲートからお目当てのエメラルド・プールまでは、様々な種類の木々が生い茂る林の中を歩いて行くんだけど、これがけっこう遠い。
っていうか、ものすごい遠い!!
歩けども歩けども、いつまで立っても辿り着かない。

多分20分ぐらいかかったんじゃないだろうか?
まさかこんなところでこんなに歩かされるとは予想もしていなかったので、エメラルド・プールにたどりつくまでにはヘトヘトになってしまった。

そうやってがんばって辿り着いたエメラルド・プール。

ガイドブックやツアーパンフレットに掲載されている写真は、どれを見ても本当に美しい。
実際に以前ここを訪れたことがある友だちも絶賛していたので、とても楽しみにしていた。
以下、インターネット上で見つけてきた著作権フリー写真をご紹介。
ちなみにページの一番最初に載せた写真も、私が撮ったものではなくネットで拾ってきた。

これが、私が夢に思い描いていたエメラルド・プール。

ideal2
ideal1

そして、これ↓↓が私が見た現実のエメラルド・プール。

img2

水、完全に濁ってる!!!
パンフレットの写真と全然違う!

……人が多すぎるからや〜〜!!

そういえば、ネットで見た情報だと「土日はタイ人の観光客で混み合うので避けた方が良い」と書いてあった。
この日はモロに日曜日、しかもお昼すぎの一番混みそうな時間帯。
人が多すぎて、水を透明にするという石灰カルシウムとやらの働きも、全く追いついていないらしい。

多分だけど、以前は土日であってもこんなに人はいなかったんじゃないかな?
ここ何年かで、国内旅行を楽しむリッチなタイ人が急増しているらしいので、エメラルド・プールの景色もこのように変わってしまったのではと思われる。

これからここを訪れる皆さん、絶対に土日に行ってはいけない!

透き通った美しい水の中で泳ぐことを楽しみにしていた私は、まるで近所の市民プールのような光景を目の当たりにして、相当ガックリしてしまった。
でもせっかく来たんだし、とりあえず泳ぐことにした。

水に入ると、温水プールのようなちょうど良いぬるさで心地よい。
水深も150cmぐらいで本当にプールみたいだったけど、底は岩でところどころ急に深くなってたりでかい石があったりして、子供が遊ぶにはちょっと危ないような気もした。
だけど、周囲のいたるところから透き通った水が湧き出ていて、たくさんの川や滝があって、池の周囲の景色がとても美しいので、泳いでいて気分も爽快。

img3
img4

人は多かったけど、とても清々しい気持ちになれる場所には間違いないと思った。

そして、この国立公園の素晴らしさは、まだまだこれだけじゃなかった。
続きは次回のブログで!