大迫力のシュエダゴン・パゴダ(ヤンゴン)

昨日の日記で登場した、ヤンゴンのタクシー運転手さんに連れて来てもらったお寺のひとつ、シュエダゴン・パゴダ。

少し小高い丘の上に建てられている、ヤンゴンのシンボル的な存在のお寺だ。
ネットで調べたところによると、「ミャンマーの仏教徒たちが一生に一度は訪れたいと願う聖地」と言われているらしい。

今までタイとミャンマーで、たくさんのお寺を見てきたけど、ここは別格の迫力だった。
高さ100メートル近くある巨大な黄金の仏塔を、小さな無数の仏塔や仏像が取り囲む。
仏塔の周囲約400メートルは、どこを見てもとてもきらびやかな装飾。
運転手さんいわく、仏塔の表面には本物の金が貼られているとか。

ヤンゴン最終日の夜、ここの近くをタクシーで通りかかったとき、 仏塔がライトアップされていた。
あまりの美しさに、「おおーーー!」とつい声をあげてしまった。
昼も迫力があって良かったけど、夜の美しさは格別だった。
写真を撮れなかったのが悔しい(/ _ ; )!!

ヤンゴンの、いい加減なタクシードライバー(でも良い人)

ヤンゴン滞在2日目は、一日中雨がひどくてほとんどどこにも出かけられなかった。

私は自力で観光することはあきらめ、タクシーを一日チャーターして観光することに。
初日にお世話になったタクシー運転手に電話をかけたら、彼は都合が悪いとのことで、知人の別の運転手を紹介してもらった。

その運転手さんから、「明日どこに行くか、今日のうちに1回お会いして打ち合わせをしましょう」と言われたので、ゲストハウスのロビーで待ち合わせをしたら、彼は約1時間半の遅刻。
20時待ち合わせたのに、21時半近くにやってきた。

私は、ややイライラした気分をおさえながら、運転手さんとスケジュールや値段を交渉。
30ドルで、ヤンゴン市内の好きな場所に、丸一日案内してもらえることになった。

翌日は、朝9時にゲストハウス前で待ち合わせ。
私は5分前からスタンバイしていたけど、案の定、運転手さんは時間になっても現れない。
それどころか、10分、20分、30分待ってもまだ来ない。
電話をかけると、「他のお客さんにつかまってしまったから、あと30分くらいかかります。到着したら電話します」 と言う。

仕方なく部屋に戻って電話がかかってくるのを待ったけど、1時間たってもまだかかってこない。
私は自分から電話をかけて、「まだ時間がかかるならもう結構です。他のタクシーを探します。」と言った。
そうすると、「今向かってます。もうちょっと待って下さい。お願いだから待っていて下さい」
と必死で言うので、私もとりあえず「わかりました。もう少し待ってます」と答えた。

何度か同じようなやりとりを繰り返したあと、いい加減しびれを切らした私は、
もういい! あなたを待っていると時間のムダ!自分でなんとかします!
と叫んで電話をガチャ切り。このときすでに2時間近く経っていた。

私はひとりで宿を飛び出して、ゲストハウスから徒歩圏内の観光名所、スーレー・パゴダに向かう。
スーレー・パゴダは、ヤンゴン市街の中心にある、ランドマーク的なお寺。
地元の人たちが数多く訪れ、祈りを捧げていた。

スーレー・パゴダを見学し終わって外に出ると、雨がパラパラと降ってきた。
「どうしよう、早くタクシーを見つけないと」と思っていると、 例のタクシードライバーから着信。
「今どこですか?もうゲストハウスの近くに来ています」
と言うので、私は「もう必要ないです!」と答えたけど、雨がひどくなってきた。

「いま、どこですか?お迎えにいきます。」
「……いまスーレー・パゴダにいます」と言うと、「よかった!ぼくも今そこにいます。あ、こっちです!」と。
あたりを見渡すと、通りの反対側で、タクシーの窓から手を振っている。なんてタイミング。

タクシーに乗り込むと、運転手さんは、「アイアムソーリー」とか言いながら、まるでデートにちょっぴり送れて来た彼氏のような、「てへぺろー♪」な表情。
そんな笑顔で済まされるかーー( *`ω´) (怒)!!

とか言いつつ、最終的には、やっぱりこの運転手さんと再会できて良かったと思った。

彼は他のミャンマー人と比べて、英語がとても上手。
市内のいろんなお寺や観光名所に連れて行ってもらって、仏教のことやお寺の由来など、わかりやすい英語で丁寧に説明してくれた。

ミャンマーの若い人がどんな暮らしをしているのかとか、そういう話も色々聞くことができたし。
自分一人じゃ行けそうにないローカルなレストランで、美味しいミャンマー料理を食べることもできた。
何より、プロじゃないのに一生懸命ガイド役をやろうと頑張っている姿勢に、感心した。

それにしてもミャンマー人って、みんなこんなに時間にルーズなんだろうか?
二回続けて数時間も遅刻されたのは、人生ではじめてだ。

ヤンゴンにまた来ても、もう泊まりたくない。 ゲストハウス「CHAN MYAYE」

民主化の波の中にあるせいか、ヤンゴンは、どこの宿泊施設も満室。

滞在初日の晩は、タクシードライバーの手助けで、そこそこ良いゲストハウスに泊まれた。
でも、翌日から予約でいっぱいになっていたらしく、一晩で追い出された。

仕方なく、その宿から徒歩数分ほどの、「CHAN MYAYE」ゲストハウスへお引っ越し。

「CHAN MYAYE」は、古いアパートの一部を改装して、客室を作ったゲストハウス。
なんと、フロントロビーが建物の4階にあり、そこまでのエレベーターはなし

重い荷物を背負いながら、暑さと湿気の中、汗びっしょりになって階段を上がる。
ところどころに、「がんばれ!あと少し!」みたいな励ましの張り紙があったけど、余計いらつく (−_−#)

なんとかフロントにたどり着き、無事チェックイン。
そして言われた衝撃の一言は、
「お部屋は8階です

8階まで、やっぱりエレベーター無し!! おおおおい!!
どこかに出かける度に、8階を上り下りしないといけない。なんてこった……

そして、通されたお部屋は、ベッドをのぞけばわずか一畳分ほどのスペース。
壁に取り付けられた小さな板が、テーブル替わり。それ以外は何も無い。
家具もシーツも、正直言って、あまり綺麗ではない。
正体不明の小さい虫の群れが、部屋の壁の穴から穴へ、行列を作って通り抜けている。

そして、バストイレは共同。
シャワーは温水ではなく、水シャワーのみ。
でも、水シャワーよりもっとイヤだったのは、シャワー室の半分が、謎の貯水プールになっていたこと

約1m四方、おそらく水深1メートルぐらいありそうな水溜めが、シャワーを浴びる私の真横で、異様な冷気を放つ。
水はどす黒く、底がまったく見えない。

うっかりシャンプーボトルなどをプールに落としてしまったら、二度と戻ってこないだろう。
シャワーを浴びている間中、緊張感がつきまとう。
真っ黒な水と薄暗い明かりのせいで、昔見た「リング」とか「仄暗い水の底で」とか、怖い映画の場面が何度もフラッシュバックする。
一日の疲れを癒すはずのシャワータイムが、全然リラックスできない。

これで、1泊1,000円。
マレーシアで泊まった約800円の宿は、数倍まともだったぞーー!
タイでも、1,000円も出したら、もっとノーマルなところに泊まれるはず。

今、急激に物価が上昇しているので、おそらく数ヶ月前なら半分くらいの価格だったのかもしれない。
タイミングが悪かったものと、あきらめるしかなかった。

この宿に関して唯一良かったのは、朝ごはん。
目玉焼きがのって、野菜がたっぷり入ったラーメンが出てきた。
香辛料の入ってない、ほっとする味。インスタントだけど、とても美味しかった。
このラーメンの価格が、宿代の半分の500円だったんだと思うことにした。

でも、この宿には、長期間滞在する旅人がたくさんいた。
アットホームな雰囲気があったので、居心地が良いのかもしれない。
でも私は、もう二度と泊まらないよ、と思った。

ミャンマー・ヤンゴンのストリートの風景

ヤンゴンに住む人々の、生活の雰囲気が分かるような写真をいくつかUP。

衛生的に、日本人の私の感覚では、うーーーんんん(´∀`;)と拒否反応を起こしてしまう場面も多かったし、マナーの悪い人たちもたくさんいたけど。

でも、人々はみんな生き生きしていて、希望のエネルギーがいっぱいで、どこか懐かしくなるような情緒があって、なんかとにかく、良いところだったと思う。

夜になると、通りは少しだけ静かになって、家々の窓に明かりがともる。
日本と違って、遮光カーテンで中を隠したりなんかしない。
宿のバルコニーから向かいのアパートの窓を覗き込めば、テレビを見る人、洗濯物を片付ける人、それぞれの家の生活がはっきりと見える。
子供の笑い声や、音楽や、生活音もあちこちから聞こえてくる。

人と人との距離が、とにかく近い。
夜ひとりでいても、すぐそこに、人々の生活の温もりを感じる。
だから全然寂しくならない。

昔の日本も、こんな感じだったのかなーー?

ミャンマー・ヤンゴンの喧噪

事前に読んだ本によれば、ヤンゴンは、他の東南アジアの都市と比べて、静かで夜が寂しい町だと書いてあった。
でも、私が見たヤンゴンは、静かとか寂しいとかで表されるような町ではなかった。

ヤンゴンの町中は、常にたくさんの人々が行き交い、数々の屋台が通り沿いをうめつくし、日が暮れてもまだ賑わっている。
通りを走る車は、たいして何でもない状況で、ビービーとクラクションをならしまくる。

時々、どこからともなく、男性が「ウリリャー!ウリリャー!ウリリャー!」「ブワッ!ブワッ!ブワッー! とか謎の言葉を連呼しながら、ものすごい大声で叫んでいるのを耳にした。
最初は一体何事かと思っていたけど、あとで、これはバスの車掌さんたちの声だということを知った。

おそらく、どこ行きのバスなのかが人々にわかるように、行き先を叫んでいるのだと思う。
バスが出発してから目的地に着くまでの間、ずっと叫びっぱなしなんだろうか。過酷な仕事だな……

ヤンゴンには、インドから来た移民が多いので、ヒンドゥー教やイスラム教徒も多い。
なので、イスラム教の礼拝の時間帯になると、攻撃的なまでに大音量のアザーンがスピーカーから流される。
また、何を話しているのか、何の宗教の関係かよくわからないけど、時々、明け方からスピーカーで何かをしゃべっている声が、町中に響き渡ることもあった。
とにかく、一日中何かの音でうるさい。

ある日夜遅く、宿の共同スペースで他の国の旅行者たちと会話を交わしていたとき、突然窓の外から「ガッシャーーン!!」というものすごい音が聞こえた。
もともと人一倍ビビリな私は、当然ビクぅ!!となったけど、他の国の人たちは平然としている。

横に座っていたネパール人の男性は、にっこり笑ってこう言った。
この国にいるなら、このくらいのことは普通だと思わないと。
まったく、そのとおりだと思った。

一体どこが、「静かで寂しい町」だ……。私が滞在した場所が悪かったのかな〜〜。