旅情あふれるタイ鉄道の旅、バラエティー豊かな車内販売【タイ・バンコク&コラート】

タイ国鉄

前回の記事の続き。
バンコクのドンムアン空港の最寄り駅・ドンムアン駅から、タイ国鉄東北線でイサーン地方のコラートへ。

⇒前回の記事はこちら「タイ鉄道の旅!列車に乗って、ドンムアン駅からタイ東北地方のコラートへ【タイ・バンコク】

タイ国鉄の列車は電車ではなく、ディーゼル。
日本の電車の車両を再利用しているという話を聞いたことがあったので、それを楽しみにしていたんだけど、私が乗った列車は残念ながら日本のものじゃなかったみたい。

列車が出発すると、何やら大きな声を上げながら食べ物を売る売り子さんが、車両に入ってきた。
ちょうどお腹がすいていたし、これを逃すともう食べ物は買えないかも?と思ってとりあえず買ってみる。
おそらく干し肉を揚げた食べ物で、なんだか硬くてしょっぱくて私の好みじゃない……一緒についてたモチ米は炊きたてで美味しかったけど。

車内販売の売り子さんたちは、各駅で入れ代わるように続々と入ってくる。
「ガパオ・ガイ〜 ガパオ・ガイ〜」「ムーヤ〜ン ムーヤ〜ン」「飲み物〜 飲み物〜」などなど、各々売っている商品の名前を叫び、その声がひっきりなしに続く。
隣の席の人が買って食べてたガパオ・ガイ(鶏肉のバジル風味炒めごはん)、目玉焼きつきですごく美味しそう……
こんな食べ物も売っているなんて最初から知っていれば、さっきの干し肉は買わなかったのに。(´・ω・`)

列車はバンコクからアユタヤを通って、東北地方に向かう。
東北地方に近づいてきたとき、すごく美味しそうなガイ・ヤーン(鶏の炭火焼き)を売るおじさんが車両に入ってきた。
このときはもうお腹いっぱいだったので結局買わなかったけど、ガイ・ヤーンといえば東北料理
日本の駅弁ほどではないけれど、タイの車内販売でも地方色がある食べ物を楽しむことができるのかも?

ところでこの日は平日だったので、きっと車内はガラガラだろうと思ってたら、意外にも満席だった。
誰かが途中で下車しても、すかさずその次の駅で別の人が乗ってきたりして、席の予約がギッチリと埋まっている様子。
座席指定ができない3等席車両には、立ち乗りの人多数で熱気ムンムン。2等席を取っておいて本当に良かった〜

2等席はエアコンまたはファン、ということらしいんだけど、私が乗った列車は残念ながらエアコン無しで天井のファンのみ。
乗り込んだのが夕方だったせいか、窓を全開にしておけば涼しい風が入ってきて、暑くて汗をかくようなことは無かった。
でも暑季の真っ昼間に乗ったら、結構きついかもしれない。

タイ国鉄

それにしても、タイの列車は本当に遅い。
バンコクからコラートまで、バスなら3時間弱で着くところが、私が乗った列車は5時間近くかかった。
イスも座り心地良くないし、エアコンじゃないし、車両自体が古くて綺麗じゃないし、トイレの洗面台は水が流れなくて手を洗えないし……
事故やトラブルも多いらしく、脱線だの衝突だの盗難だの、いろいろな悪いニュースをよく耳にするし。
なのに列車の2等席切符とバスの運賃の価格は、それほど大きく変わらないとういう。

じゃあ絶対にバスの方がいいじゃん! 
そう思ってコラートからの帰りはバスにしてみた。
快適なシートにエアコンの効いた車内、さらに無料でお菓子とお水のサービス。
バス、なんて素晴らしい! 
なぜ列車があんなに混んでいるのか、不思議になってしまうぐらい。

だけど、列車での旅は、バスでは味わえない魅力があったと思う。

バラエティ豊かな車内販売の食べ物と、周りの乗客たちとのコミュニケーション。
窓の外にはどこまでも広がる田園風景、夕焼けに照らされるアユタヤの遺跡、真っ暗闇の中ぼんやり灯りが浮かび上がる夜の無人駅。
後で思い返すとちょっぴり切なくなってくるような、旅情にあふれていた。

というわけで初のタイ列車の旅は、おおむね満足♪

タイ国鉄

次回ブログでは、コラート市内の様子をご紹介予定です。