南部タイの仏教の中心地、ナコーンシータマラートへ

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ナコンシータマラート

先週、タイ語学校の先生たちから「タンブン(功徳)に行かない?」と誘われ、ナコーンシータマラートへ日帰りドライブへ♪

ナコーンシータマラートは、タイ南部の小さな街。
プーケットがマレー半島の西側にあるのに対して、ナコンシータマラートはちょうど反対側の東海岸に面している。
地図で見るとプーケットのすぐ近くにあるように見えるんだけど、実際行ってみると、車で飛ばしまくっても4〜5時間はかかる距離だった。

プーケットにも立派なお寺がいくつかあるのに、どうしてわざわざ?
と思って調べたら、ナコーンシータマラートは、古くから南部タイの仏教の中心地だった場所で、由緒正しいお寺がたくさんあるらしい。
タイで2番目に高い仏塔があるワット・プラ・マハータートというお寺が特に有名、ということらしいんだけど、今回私たちはそこには行かなかった。

私たちが訪れたのは、どうも普通のお寺ではなくて、お坊さんが修行したりする場所。
iPhoneの地図によると、名前は「Phra That religion practice center」と書いてある。
辺りに何も無い、山奥にひっそりと佇む修道院。
訪れる参拝客も、私たちしかいなかった。

ひとつの小さな山全体が修道院の敷地になっていて、山のいたるところに、上の写真の蛇の像のような不思議なものがたくさんある。

こちら↓は、願いごとをひとつだけ叶えてくれる神様の像らしい。正体はよくわからない。

ナコーンシータマラート

「何かお祈りしてみたら?」と横にいた先生に急に言われ、何にも考えてなかった私は、とっさに「ヨーロッパ旅行に行けますように」とお祈り。
ここに来る道中の車に同乗していた男性から、先月ヨーロッパ旅行に行ったという話をずっと聞かされていた影響で、とっさに出てきた願いごとだったんだけど、今考えれば、もっと叶わなそうなことをお祈りしとけばよかった (´・ω・`)

山登りの途中、校長先生が山肌の少し岩が崩れた部分を指差して、こんな話を教えてくれた。

「昔、生活に困った人たちがお坊さんにどうすれば良いか相談したら、お坊さんがここを掘りなさいと教えてくれて、その通りにこの場所を掘ったら、本当に金(きん)がたくさん出てきたんだよ」

ふ〜ん、古い言い伝えなのかな、と思って聞いていたら、なんとまだ10年ぐらい前の話らしい!
金を掘り出した人たちは3人いて、それぞれどこかに持ち去ってしまったそうな。
おとぎ話のようなことが今も現実に起こる、不思議の国タイランド……( ´ ▽ `;)
いいな〜、誰か私にも金のありかを教えてくれないかな〜。

山の散策が終わったら、そもそもの目的であるタンブン(功徳)をするために、偉いお坊さんの像がある本堂へ。

お坊さんの像

ここで、先生たちが参加メンバー(全部で8人)からタンブンのお金を集める。
これに学校の運営資金の一部を加えて、合わせて約4,000バーツほどの寄付金をお坊さんに渡した。
4,000バーツ(約12,000円強)といったら、タイの物価を考えると結構な高額。
お寺への寄付に、こんなにたくさんお金を出すなんて。

あ、そうか、これは多分、日本で会社の重役や経営者が社運隆昌を願って神社で寄進や祈祷を行うのと、同じなのかもしれない。
タイではそれを、お寺でやるんだな、と思った。

そういえばうちの親も会社経営者なので、毎年1回、京都の伏見稲荷神社に祈祷に通っていたなあ〜。
やっていることがそれと似ているような気がして、伏見稲荷の思い出がたくさん蘇ってきた。

寄付金を受け取ったお坊さんは、頭を下げて合掌する私たちに対して短いお経をあげた後、小さいほうきのような器具を振りながら、聖水をパシャ、パシャ、と頭にふりかけてくれた。
これもなんとなく、祝詞をあげて紙垂を左右に降りながらお祓いをしてくれる神主さんと、イメージが少しかぶる。

もちろん、タイの仏教と神道とはあまり関わりはないと思うので、こうした共通点は偶然だろうと思うけど。
でも、人々が仏様や神様にすがってお祈りする気持ちは、どんな宗教でも同じなんだな〜と思った。

↓この場所への地図

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